かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第73回最終選考会(2011年10月7日開催)

Entry.2


ビジネスアイディアのテーマ

電力貯蔵式急速充電システム

ビジネスアイデアの提案者

株式会社エネルギー応用技術研究所

 菅野 富男 (スガノ トミオ)

【栃木県宇都宮市】

かわさきビジネス・アイデアシーズ賞

大和企業投資賞

菅野 富男 さん

 

ビジネスアイディアの概要について

@この電力貯蔵式急速充電システムは、夜間電力や自然エネルギーによって発電された電力を大型蓄電池に貯蔵し、この貯蔵された電力を一気に電気自動車に供給することにより、約5分間で電気自動車をフル充電することができます。
Aこの電力貯蔵式急速充電システムは、電気自動車に急速充電制御装置を搭載することにより、種類の異なる電気自動車を同時に何台でも急速充電することができます。
Bこの電力貯蔵式急速充電システムは、大型蓄電池を電力会社の送電網に接続することにより、太陽光発電や風力発電など自然エネルギーによる発電の出力変動を抑制することができ、自然エネルギーの導入を促進させることができます。
イメージ

新規性・優位性について

@この電力貯蔵式急速充電システムは、種類の異なる複数の電気自動車を同時に急速充電することができる世界初の技術であり、新規性を有します。
Aこの電力貯蔵式急速充電システムは、大電力を貯蔵できることから、政府が計画している自然エネルギーの普及に大きく寄与するものであり、現在の急速充電方式(チャデモ方式)に比べて優位性を有します。 

市場について

主なターゲット・市場の規模

@主なターゲットは、電力会社、通信会社、石油元売り会社、ガス会社です。
A自然エネルギーの普及に伴う蓄電池の需要は、我が国で少なくとも数十兆円と見込まれており、一部に弊社の充電システムが適用された場合は、市場規模は約数兆円と予測されます。

市場での競争力

@電気自動車を5分間でフル充電するこの技術は、現時点では弊社以外にないので、弊社の電力貯蔵式
 急速充電システムは、市場での競争力があります。
Aこの電力貯蔵式充電システムは、国際特許を取得しているので、他社は日本での実施ができません

実現性について

実施スケジュール

@2011年から実証試験を開始する予定。
A2011年〜2014年で実用化。 

実施場所

@国内の特定地域
A海外の特定地域

実施体制(従業員等)

@他社との連携
A研究者の増員

ビジネスパートナー

@JFEエンジニアリング (電気バスの急速充電技術の開発を提案中)
A電気自動車普及協議会(会員である国土交通省が弊社の充電システムを評価)

リスクとその管理

@急速充電の国際標準化の動向
A海外での特許取得および特許管理

>>ページTOP


このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
当ホームページの記事、画像などの無断転載を禁じます。
すべての著作権は公益財団法人川崎市産業振興財団および原稿執筆者に帰属します。
Copyright(C) 2006-2010 IIP Kawasaki.All rights reserved.