かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第73回最終選考会(2011年10月7日開催)

Entry.5


ビジネスアイディアのテーマ

業界初空気ビニ−ル製マネキン『AIRQUIN(エアキン)』

ビジネスアイデアの提案者

株式会社マインドクリエイトジャパン

 草深 仁志 (クサフカ ヒトシ)

【東京都新宿区】

かわさき起業家優秀賞

日本起業家協会賞

草深 仁志 さん

 

ビジネスアイディアの概要について

イメージ服飾・衣装の商品イメージを損なうことがないよう自然でリアルな体型表現を可能とした空気ビニ−ルマネキンとして新たな市場を創造し提供していくことを目的とする。
本事業は市場投入型事業ではなく市場創造型ビジネスであることから、従来型マネキンを否定するのではなく、従来型マネキンのウィ−クポイントである未活用空間(上層部や壁面・コ−ナ−・天井等)での展開を可能とする『空間活用アイテム』として新たな活用方法や活用範囲の拡大に貢献する事業を目指している。またAIRQUINはマネキン本来の機能である衣服を着用し美しく魅せる事はもちろんの事、衣服を着用しなくとも空間ディスプレイ、店頭誘因のためのアテンションツ−ル(アイキャッチアイテム)としての活用にも効果を発揮できるため、ファッションアパレル業界に留まることなくライフスタイルグッズ業界や空間・イベント業界をはじめとする多種多様な業界での活用が見込まれる。さらに、本事業は国内に留まることなく、海外を視野に入れたグロ−バル展開を目論んでいることから、AIRQUINは知的財産(国際特許申請(製法特許)、国際商標登録)の権利を保持しながら事業推進させていくブランドマネジメントの側面も持ち合わせている。

新規性・優位性について

従来にない新しい開発要素、優位性、独自性、利便性等を実現
約10パーツで作られている従来のビニール空気マネキンよりも遥かに多い40パーツ強(4倍)のパーツを複合的に組み合わせることにより従来のビニール空気マネキンでは実現できなかった人間本来のプロポ−ション&フォルムを実現可能とした特許技術
更に重量面についても市場で使用されているFRP等樹脂製マネキンとの比較においても約10%の重さを実現した。

市場について

主なターゲット・市場の規模

・繊維・アパレルメーカーおよび流通・小売業を主とした市場
・ファストファッション、百貨店、アパレルセレクトショップ、SPAアパレル業界
・雑貨・インテリア・DIY市場
・イベント・空間スペ−ス等を統括する広告市場
上記各市場を主とした国内・海外含めグロ−バルに事業を展開

市場での競争力

現状のマネキン市場は約50億と推測され、ここ10年前後は市場規模の変動は見られない。
先に記載したようにAIRQUINは従来のマネキンとしての活用はもちろんのこと、衣服を着用しなくともアートなアイキャッチアイテムとして活用できるなど、活用範囲が広いため従来のマネキンと競合商品となる可能性は極めて少ない。
その為、海外においてもマネキン業界はもちろんのこと、イベント・スペース、インテリア・アート、業界への参入チャンスも十分あると想定される。

実現性について

実施スケジュール

現在、国内大手企業からの問い合わせならびに採用が月を追うごとに増えてきており、同時に海外(8か国)からも問い合わせが届いている。今後はディーラーパートナーシップ契約に基づく販売代理店制の導入により販路拡大や、従来のマネキンのような衣服着用アイテムだけに捉われないアイテムとして、多岐に渡る業界業種に新たなクリエーティブアイテムとして提案していく。

実施場所

東京都新宿区 

実施体制(従業員等)

現在4名体制であるが、本来であれば開発・企画、生産、マーケティング、営業、ロジスティックの専門スタッフの確保が望ましい。

ビジネスパートナー

空気ビニール業に精通した法人とのアライアンス体制を構築し、開発・企画、生産パートにおける強化を図り、更なるNewアイテムやオプションアイテムの拡充によりAIRQUINブランドの価値向上を目指していく。

リスクとその管理

中国生産につきミニマムロットにある程度の生産オーダー数を求められる為、どうしても初期投資型の在庫ビジネスにならざるを得ないことから、生産効率性と在庫回転率の向上が大きな課題として挙げられる。

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