かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第82回最終選考会(2013年3月15日開催)

Entry.6


ビジネスアイディアのテーマ(海外展開ビジネスプラン)

『BOPビジネスをバングラデッシュから世界へ/
オール川崎で世界最大のNGO「BRAC」との提携をめざして』

ビジネスアイデアの提案者

日本ベーシック株式会社

勝浦 雄一 (カツウラ ユウイチ)

【川崎市中原区】

かわさき起業家優秀賞

日本起業家協会賞

川崎商工会議所会頭賞

アジア起業家賞

勝浦 雄一 さん

ビジネスアイディアの概要について

JICAとの民間連携によるBOPビジネス(自転車一体型浄水装置Cyclocleanを活用したバングラデッシュの貧困層への安全な水の低価格での供給)の構築からBRACとの提携によるバングラデッシュ全土への拡大、そして近隣諸国から全世界への更なる展開をめざす長期プランです。

新規性・優位性について

@JICAとの民間連携によるBOPビジネスをベースとする事業プランである点
A川崎市内の「分散型給水システム」目指す企業を中心に官民連携PPPを結成し「オール川崎」による事業プランである点
B世界最大のNGOであるBRACとの提携によるSPCを設立し、農村などの無電源地域を中心に「分散型給水システム」運営や 新たな事業モデル構築を目指すプランである点
C以上のプランを基本にバングラデッシュでの貧困層の衛生環境の改善に資すると共に、将来的には全世界で40億人と言われているBOP層へのビジネス展開をめざすプランである点

市場について

主なターゲット・市場の規模

@バングラデッシュおよびその周辺国(バングラデッシュの貧困層は6,000万人、全世界では40億人がターゲット)
A市場規模(水に関するBOP事業の市場規模は200億ドル=1兆8,000億円と言われている)

市場での競争力

現在はJICA支援の下、都市部のBOP層へのアプローチを開始するが、近々BRACとの提携が実現すれば、まずはバングラデッシュでのBOP層の中心は農村部にあるのでBRACは農村部の隅々までネットワークを持っているので優位に市場拡大が可能となる。

実現性について

実施スケジュール

@2013年7月〜バングラデッシュでの都市部でのBOP層をターゲットとした水販売開始
A2014年4月〜BRACと都市部展開と共に農村部でのBOP層向け水販売開始           
B2017年〜インドやミャンマーなど周辺国への横展開を開始する 

実施場所

当面はバングラデッシュで実施する。

実施体制

バングラデッシュでのスタッフは@日本人ゼネラルマネージャー1名A現地人総括マネージャー1名B現地人営業開発スタッフ2名C現地人配達スタッフ2名D現地人造水ワーカー4名E現地人雑用ワーカー2名でスタートする。

ビジネスパートナー

2013年6月に八千代エンジニアリング梶Aバングラデッシュでの現地パートナーであるDesh Bidesh Enterprise社と当社の3社で現地合弁会社を設立し、都市部でのBOP層向け水販売の核とする。

リスクとその管理

バングラデッシュはイスラム教国であるので断食(ラマダン)はじめ年間を通じてイスラム教の儀式や祝日が多く、企業運営に障害となることも想定されている。しかし、「郷に入れば郷に従い」にあるように一日も早くイスラム教の習慣に慣れ従業員管理等にも役立てて行くともに、現地人総括マネージャーに運営させることでリスクを回避したい。

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