ビジネスアイディアのテーマ

『３次元写真ソリューション　RINGRAPH』

ビジネスアイデアの提案者

株式会社バニラボ

中村　友彦　（ナカムラ　トモヒコ）

【川崎市幸区】

かわさき起業家賞

日本起業家協会賞

かわしんビジネスチャレンジ賞

はまぎん賞

会場応援賞

【発表者　中村　友彦　氏】

ビジネスアイディアの概要について

　リングラフは、回転するフォトグラフ。被写体を３６０度回転させて鑑賞利用できる写真ソリューション。
　撮影は、複数台の（１８台から３６台）カメラをリング上に配置し同時撮影。撮影後速やかに被写体をPC上で左右に回転して見ることができます。スマートフォンなどの市販モバイル端末でも可能。ファイルはそのまま、電子書籍へドラッグandドロップで張りつけできます。
柔軟にカメラやスペーサを交換増設することで、リングの直径や台数が自由に変更できます。
　カメラは１８台　１リング（直径２ｍ）の基本セットで８０万円。主に業務向け製品として販売。
　このRingraphファイルをAdobe Photoshopで画像編集するアプリケーションも販売。
　さらに、スマートフォンアプリも販売。複数台のスマートフォンを連携させて撮影が可能。
　卒業式、結婚式、パーティーなど９人以上の大人数で同時に撮影することでRingraphが作れます。
　WEB上のクラウドサービスでは、無料で誰でも自由にRingraphファイルが作成、配布可能。普及を促進します。
　WEBサービスとのリンクで認知度が上がり、広告効果も見込めます。

新規性・優位性について

このカメラは瞬時に同時多視点で撮影するので、動物も撮影可能。カンタンに被写体を３６０度見られるソリューションは３Dテレビでもなし得ないことでした。リングラフファイルはスマートフォンでもタブレットPCでもカンタンに指一本で回転できます。本年３月からAutodesk社が提供するクラウドサービスなどを利用する事で、リングラフファイルから３次元データに変換する事が可能。そのまま３Ｄプリンタで造形を作る事ができます。Apple社が提供する電子書籍作成アプリiBook Autherでリングラフファイルをそのまま読み込み、張りつけが可能。電子書籍時代に利用価値が上がります。

市場について

主なターゲット・市場の規模

全く新しい市場が生まれます。3Dプリンタとの連携では、リバースエンジニアリングや新製品開発に。画像を楽しむ目的には、服飾店店舗のフィッティングルーム、ペットショップ、美容院、ゲームセンターのプリクラ、結婚式場、子供の写真館などに有効。ゲートなどに設置する事でセキュリティ目的に使用することもできます。市場規模は計り知れません。

市場での競争力

同時多視点撮影できるソリューションは現在ありません。画面表示方法も画期的です。3次元データ化がもっと早くできるようになれば、世界の「ものづくり」が劇的に変わります。画像編集アプリケーション、クラウドサービス、スマートフォンアプリも同時にリリースします。プロが使える技術を川上から川下まで提供することで、標準化を狙える。

実現性について

実施スケジュール

　2013 年7月製品設計　8 月部品選定、電子基板製造　9月製品製造　10月受注

実施場所

日本、韓国、米国、英国

実施体制

中小企業ネットワークの連携で実施。

ビジネスパートナー

株式会社センチュリー　鈴木啓一　ハードウェア設計と製造技術コーディネート
株式会社エア　松野誠司　アプリケーション設計開発

リスクとその管理

公表後、技術が盗用されて我々よりも製品が早く市場に出る可能性。
デジタルカメラ技術がODM でできる今日、いかに高性能な製品を出し続けられるかにかかっている。

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