かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第84回最終選考会(2013年7月26日開催)

Entry.1


ビジネスアイディアのテーマ

『特殊なファスナーを使用したシート式防水扉の提案』

ビジネスアイデアの提案者

大同機工株式会社

徳永 光昭 (トクナガ ミツアキ)

【埼玉県戸田市】

かわさき起業家賞

【発表者 依田 昭義 氏】

ビジネスアイディアの概要について


2011年3月11日の東日本大震災を契機に津波の脅威は高まりました。また最近は、異常気象による局地的豪雨(ゲリラ豪雨)で浸水被害が広がっています。こうした中で防災に対する一般市民の関心は高まっています。また、浸水がおこるたびに地下鉄入口等に土嚢を積み上げる場面を見かけますが、時間のかかる大変な作業であると思います。 そこで、非常時に建造物入口、地下入口の浸水を防ぐ画期的なシート式防水扉を開発しました。 特長は特殊なファスナーと防水シートを組み合わせ、水位1mまで水を止めることができることです。 また今回のシート式防水扉は「生命・財産を守る」ことをキャッチフレーズにした、省エネ、省資源といった環境に配慮した製品でもあります。


新規性・優位性について

 従来の防水扉は金属製のため重量が重く、かつ、扉を離れたところに保管するため、取付時は扉を持ち運ぶことから始まり、取付作業には2〜3人の手が必要でした。取付作業は、ボルト締めやレバー押し込み等が必要になり、防水扉を設置するのにかなり時間を要しました。  当社製品は、床下にコンパクトに収納する「持ち運び不要」、かつ、軽量化し、女性一人でも「簡単に取付できる」、「水密性に優れた」シート式防水扉です。特殊水密ファスナーを使用しており、防水扉をわずか1〜2分で取付することが可能です。

市場について

主なターゲット・市場の規模

設置場所はマンション、工場、店舗、地下街。ターゲットは大手ゼネコン10社、大手ディベロッパー2社、建築設計会社(全国)。IT検索エンジン、浸水無料診断、マンション管理組合、リフォーム会社。市場規模は水害被災棟数は過去5年の平均で33,000棟、1棟当り250万円で825億になり、そのうちの1%8億を目標とし、3年後3億の受注を狙う

市場での競争力

ファスナーを使用した防水扉は当社以外はありません。 構造がシンプルでコストが安く、あらゆる形状に対応できます。 「総合防水研究所」を立ち上げ、無料の浸水診断を行い、ソフト面からもユーザーの信用、信頼を得る努力をしています。 常にハード、ソフト両面を行える事が競争力である

実現性について

実施スケジュール

平成24年6月より開始

実施場所

全国10箇所の本社、営業所とする

実施体制

本社6名と各営業所の所長10名含め、30人の営業体制で実施中です

ビジネスパートナー

防水扉をPRして紹介してくれている会社または、営業を行う代理店

リスクとその管理

シート式防水扉は高さ1m迄です。それ以上の浸水対策には水門扉に類する構造物をお勧めします

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このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
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