かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第84回最終選考会(2013年7月26日開催)

Entry.6


ビジネスアイディアのテーマ

『違法薬物を高感度に検出するシステムを安価モデルに改良し、発展途上国へ普及していく事業プラン』

ビジネスアイデアの提案者

株式会社イノセンス

鎌本 修一 (カマモト シュウイチ)

【青森県青森市】

かわさき起業家賞

【発表者 鎌本 修一 氏】

 

ビジネスアイディアの概要について


 本システムは、現場用の小型・簡単操作(専門知識不要)で一定の感度を要する検出装置を用いて、原材料及び加工品に含まれている複数種の違法添加物及び薬品残留物を検出する装置であり、インターネットを活用することで安価に短時間で検査結果を得ることができるシステムである。本ビジネスは、食品衛生管理が不十分な国で生産・加工される食材検査用として安価(30万円以下)モデルに改良することで普及していく事業プランです。


新規性・優位性について

@本システムが現場サイドで安価・短時間に測定できる小型(SPR)検査装置であり、イムノクロマト法の迅速・簡便・携帯性に加えてELISA法と同等以上の検出感度を備えているため、PCR(ポリメラーゼ連鎖)法がカバーできない対象物についても有効なツールであり、次世代の検出システムであるという点。
Aインターネットと組み合わせることで利便性が格段に向上する点。
B発展途上国への普及を目的としたビジネスであるという点である。

市場について

主なターゲット・市場の規模

@主なターゲット;中国・特別行政区香港及び周辺国(台湾等)
A市場の規模;150億円(中国の31省・2000県市・50000郷鎮(町)の地方政府があり、地方政府の検査機関が納入先と想定している)

市場での競争力

開発途上国の政府検査機関で実施する場合や香港や台湾などにおける輸入食材検査用として使用する場合など、安価・簡便な一定の感度を要するシステム(装置)が必要であり本システムは、そのニーズを達成できることから現地企業との業務提携により世界中で安全管理・衛生管理用ツールとして需要の拡大が可能となる。

実現性について

実施スケジュール

@2013年システム構築・会員募集、価格30万円にするための製品改良。
A2014年中華人民共和国特別行政区の香港・台湾向け事業展開
B2015年地方政府機関への事業拡販(中国企業との提携・政府機関納入)。ODA中小企業海外展開支援制度の活用発展途上国へ展開(インドネシア、インド等)

実施場所

川崎市内に新たに拠点開設。

実施体制

当面は、1名でスタートするが平成26年1名(技術スタッフ)、平成27年1名(営業スタッフ)と徐々にスタッフを増やしていく。

ビジネスパートナー

中華人民共和国特別行政区(香港)に拠点のある中国企業と業務提携をし、事業をスタートする。

リスクとその管理

本検査方法は、公定法との相関による信頼性の裏づけが必要であり、公定法に収載或いは検査指針に収載していく。

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