かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第85回最終選考会(2013年10月4日開催)

Entry.3


ビジネスアイディアのテーマ

『アーカイブ用全自動光ディスク・バックアップソリューションソフトウェアの開発』

ビジネスアイデアの提案者

新高和ソフトウェア株式会社

中本 鑑明 (ナカモト カンメイ)

【川崎市高津区】

かわさき起業家優秀賞

川崎商工会議所会頭賞

日本起業家協会賞

はまぎん賞

【発表者 中本 鑑明 氏】

ビジネスアイディアの概要について

市販の光ディスクパブリッシャーのメディア自動搬送機能、書込機能、盤面印刷機能を有効に利用し、当社が独自のアルゴリズムで開発した「群刻(グンコク)」光ディスクバックアップソフトウェアを実装することで、全自動光ディスクアーカイブシステムに生まれ変わり、従来の光ディスクパブリッシャー機には不可能な生産ジョブを十分にサポートし、バックアップストレージ概念の想像を遥かに越えたトータルソリューションをご提供することで、あらゆる分野の証拠データ、電子公文書のオフライン保存に貢献することができ、ポジティブにビジネスの創出が可能になります。
光ディスク(Blu-Ray・DVD・CD)媒体の長期保存性、省エネ性、可搬性・互換性、信頼性、利便性、ローコストなど長所を最大限に生かし、アーカイブすべきデータの書き込み・盤面印刷処理を全自動化させることで、光ディスク単体容量が少ない、書込速度が遅い、安全管理が難しいなど短所を克服し、企業のデータサーバーに溜まった重要且つ膨大なデータを定期的に光ディスクにバックアップし、オフライン(棚)保管することができます。



新規性・優位性について

「群刻」は、当社独自の技術ノウハウで、光ディスク媒体による長期保存データのフルバックアップ、差分バックアップ、スケジューリングバックアップ、ディスク分割の最適化、ディスク暗号化、データのリストア、データベースによるディスク検索など充実した25機能を一つのソリューションソフトウェアに集中し、お客様のアプリケーションニーズに特化した機能を提供することによって、光ディスクの短所を回避し、データアーカイブ用バックアップのみならず、オンデマンド配布、電子納品、暗号化ディスクの作成などで医療、教育、政府機関、グループ企業など様々な分野で応用する効果を期待することができます。

市場について

主なターゲット・市場の規模

主なターゲットは、ディジタルコンテンツ、証拠データ、電子文書など長期保管が必要とする企業、行政、金融、保険、監視、病院、図書館、資料館、テレビ局などを狙います。「日本国内では、アーカイブすべきデータ量は今後増加を続け、2018年には2011 年の13 倍のストレージ総量を必要とする。」また、「2018 年には光ディスクアーカイブシステム合計として、1 兆円を超える市場規模を創出する。」だそうです。

市場での競争力

通常、装置メーカが光ディスクを制作するツールを提供しておりますが、書込データ処理を自動化させるため、お客様がアプリの開発が必要です。また、作成したディスクの管理や、暗号化などニーズがあれば、更に市販のソフトとの連携運用が多いのようです。「群刻」製品のように、1本のソフトウェアで全自動光ディスクオンデマンドバックアップ・アーカイブ・配布用の数十機能を提供できる競合ソリューションはまだありません。

実現性について

実施スケジュール

2012年10月〜無料体験版ダウンロード開始
2013年02月〜出荷開始 

実施場所

日本、中国、アメリカ

実施体制(従業員等)

4名

ビジネスパートナー

日本:ディジタルストリムス株式会社、株式会社 創朋
中国:エプソン中国、リマジュー中国
アメリカ: iGlobal USA, LLC

リスクとその管理

光ディスクバックアップ・アーカイブソリューション分野は、非常にニッチの分野でもありますが、新製品を市場に知っていただくため、持続的に市場宣伝や販社開拓など投資が必要で、売上目標を達成するためにスピード感と実行力ある事業先と、大手企業との特定領域での提携により、群刻製品の市場シェアは徐々に広がっていくと考えています。

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