かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第87回最終選考会(2013年2月7日開催)

Entry.3


ビジネスアイディアのテーマ

『オルセー美術館との連携によるナショナルマスターレプリカ・プレシジョンリマスター事業の展開』

ビジネスアイデアの提案者

株式会社アルステクネ

久保田 巖 (クボタ イワオ)

【東京都調布市】

かわさき起業家優秀賞

【発表者 久保田 巖 氏】

ビジネスアイディアの概要について

裸眼で立体質感を再現する、画像処理技術DTIP他、貴重な絵画作品の情報を余すことなく記録、再現、伝達する複合技術、「リマスターアート」を独自開発しました。
この技術でフランス政府機関であるオルセー/オランジュリー美術館統括機関と契約し、共同で、同美術館の所蔵する55点の作品の1億画素を超える超高精細画像データベースを作成。世界で初めての絵画版マスターレプリカを開発。同時に、マスターレプリカ認定とグローバルマルチユース権を獲得することに成功いたしました。
同権利と認定は、マイクロソフト社もとれなかったものです。
この技術と世界的文化コンテンツを用い、時間や空間に縛られない展示を行う「デジタルミュージアム」、「各種レプリカ」「4Kメディアコンテンツ」「各種デジタルアプリケーションコンテンツ」など様々なメディアを戦略的に活用していく「スマートデジタル文化戦略」を展開し文化と産業の融合を促進。「美と感動」を伝達し、感動する心、や作家の意図やメッセージを読み解く力、アートリテラシーの熟成と文化の育成に寄与していきます。                   

 


新規性・優位性について

@ 本プロジェクトは、技術力、意図、目標を評価いただき、フランス国立オルセー美術館/オランジュリー美術館様と共同開発、提携させて頂いたプロジェクトです。
主要商材のプレシジョンリマスターアートは絵画では世界で初めて、同機関様より認定を頂いたマスターレプリカです。 A リマスターアートは、裸眼で立体に見える質感再現を行うDTIP 画像処理技術や、多層式光触媒空気洗浄フレーム(特許出願中)等、世界で唯一の様々な独自開発技術を複合結晶したものです。
B 1億画素を超えるハイエンドイメージデータをソースに、数千円から数億円 までの商材をカスタムメイドで高付加価値他品種生産します。このビジネスモデルにより今まで商材毎に発生していたコンテンツ使用費や型代がなくなります。
C 世界最高峰の名画の世界N.01クオリティのお墨付きを頂いた 商材をグローバルに展開できます。

市場について

主なターゲット・市場の規模 (国内マーケットのみ記述)

1.ターゲットと市場規模 (ワールドウェルスレポート2012並びにレジャー白書2010から算出)
@マスターレプリカ→絵画好き超富裕層(20万人)。市場規模:2,025億円(国内)
Aミュージアムレプリカ→準富裕者アッパーマス層(50万人)。市場規模:1,500億円
Bマイクロミュージアム→知識層(50万人)1,250億円(国内)
Dアートシート→一般絵画ファン(130万人)                                                               

市場での競争力

1.事業の強み:世界で最も人気のある印象派絵画の世界最高コレクションを保有するフランス国立オルセー美術館で、唯一認定を得た絵画マスターレプリカを独占販売。同美術館との共同開発提携事業。世界で唯一の技術、最高品位データを保有。
2.市場獲得構想:クローズドの顧客を抱えた美術販社から市場参入。オルセー美術館認定展示会を百貨店、代理店と共同で展開し、ブランドバリューを向上。同時に光触媒絵画を中心に、法人、医療、不動産市場を開拓。海外はライセンス展開を行う。

実現性について

実施スケジュール

2013年12月:販売を開始。同年2月:代理店販売開始。同年6月:デパートイベント拡販展開。同年9月:中国展示会開始
2015年アメリカ市場進出(ライセンス展開)

実施場所

営業事業所を川崎市に設置予定。
川崎市幸区戸手本町2-293-1 ウィンベル川崎618 開発・製造:調布市仙川町1-10-24

実施体制(従業員等)

開発。プロデュース本社5名。営業2名 他生産はアライアンス。販売は代理店展開。

ビジネスパートナー

・オルセー美術館
・株式会社スタジオTAC(記録・出力の独占契約
・株式会社DSラボ(デジタルミュージアムアプリケーション共同開発)
・株式会社学研ホールディングス他

リスクとその管理

あえて、自社資産価値を向上させるため、プロダクトオフまでの初期開発投資を自己資産と借り入れで行った。そのため持ち株100%で投資戦略を有利に展開できる。商材は全てが受注生産のため、在庫リスクもない。

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