第93回最終選考会（平成27年2月13日開催）
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
企業がインターネットを通じ世界、特にアジアの若者の力を積極的に活用できるプラットフォーム（クラウドソーシング）を提供します。
クラウドソーシングとは、必要な時に、必要なスキルを持った人に、1契約からでも仕事を依頼できる新しいアウトソーシングの業態です。海外との取引であっても、円で決済できるため面倒な海外送金業務や為替リスクもありません。領収書や請求書も日本語で発行されます。
また、サイトの多言語化や翻訳ツールを実装することで企業が海外と取引し易くなる工夫を多く提供しております。委託できる仕事は海外現地調査・翻訳・デザイン・Web開発・ライター・ITプログラマー・業務アシスタントなど多岐に亘ります。
仕事を依頼したいクライアントと、スキルを持ったフリーランサーが繋がる場を提供することで、以下の3つを実現します。
１：日本企業が海外展開する際の費用を大幅に削減します
２：日本における人手不足やスキル不足を解消します
３：日本人・日本企業が海外で活躍できる機会を増やします
新規性・優位性について
海外のクラウドソーシング業界では、自国の仕事の多くを外国人が請け負っています。ところが国内競合他社においては、国内⇔国内の業務が殆どとなっております。日本と海外を繋ぐ総合型クラウドソーシング・サービスを提供しているのは唯一弊社だけと言っても過言でありません。海外との取引で起こる問題（言語や送金など）を解決しサービスを展開しています。
例えば、1．サイトの多言語（日英仏語）対応と内翻訳ツールの搭載、 2．海外送金業務の代行、 3．支払いや、クオリティーを補完するための契約金仮預かりシステム（エスクロ―決済）の導入、などです。
市場について
主なターゲット・市場の規模
ターゲット：
日本国内で不足している人材を海外に求める企業、海外の情報や状況をより早く・より安く手に入れたい日本企業、Cool Japanを活用したい外国企業、若しくは日本への進出を検討している外国企業。
市場規模：
急速に拡大中。矢野総合研究所によると2013年度は市場規模が約250億円。これは、2012年度の市場規模の2.5倍です。推計では、2018年度には1,800億円規模にまで膨れ上がると予想されています。
市場での競争力
技術：サイトの多言語化、翻訳ツールの装備、PayPal等の海外決済システム、海外送金オペレーション。
信頼・実績：総務省HPにて国内の主要クラウドソーシング事業者として紹介。中小機構創業助成金対象事業。現在約10,000人のフリーランサーが登録。延べ応募・提案件数は1,300以上。Facebookで65,000以上のいいね！
「日本⇔海外」間での総合的な取引に特化したサービスとして地位を確立しつつある。
実現性について
実施スケジュール
2014年2月β版サービス開始
2015年1月 現在ユーザー数6,850人、登録国65カ国
今後も継続して講演会、大手企業との連携により更なる知名度の向上に努める。
2016年6月（予測） 会員数 3.5万人、成約金額累計 1億円、社員採用 2名
実施場所
弊社 南青山オフィス
実施体制
社員4名、インターン生12名
ビジネスパートナー
現在ビジネスパートナーとの提携や連携を検討中です。
・大手海外進出コンサルティング会社
・大手広告会社（デザインやIT分野）
・大手人材派遣会社（海外人材の派遣など）
リスクとその管理
・市場成長の鈍化→（対策）コミッション・ビジネスであるため、固定費が少ない
・顧客情報漏洩→（対策）最新の暗号化システムやファイアウォール機能の実装
・商習慣の違い→（対策）EmailやSkype等によるコミュニケーションを推奨
・経済成長による物価高→（対策）重点的にPRする国を変更