第94回最終選考会(平成27年3月13日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイデアの提案者
岡田 猛志
川崎市幸区
- かわさきビジネス・アイデアシーズ賞
- 日本起業家協会賞
- NAGAYAかわさき賞
【発表者 岡田 猛志 氏】
ビジネスアイディアの概要について
地域密着型のプロスポーツ団体を活性化させることにより、地方都市を活性化させる事業です。
プロスポーツには協賛企業の存在が欠かせません。そこで、本事業ではプロスポーツ団体を支える中小企業様の固定経費の削減や売上アップにつながるビジネスマッチングを行い、更に地域で得た報酬を再びプロスポーツ団体に還元することによって、地域が一体となるような仕組みづくりをサポートしていきます。
新規性・優位性について
過去のスポーツビジネスでは、いかにスポンサーを獲得し、いかに有名選手を獲得して集客をするかということにフォーカスされてきました。
本事業では、どうすれば協賛してもらえるか?どうすれば観客が増えるか?という問題の根本にフォーカスして長期展望で事業を行います。
金をくれるから動く、ではなく、まず相手(企業・地域住民)の為に行動する。その本質を突き詰めたビジネスモデルはスポーツ界だけでなく、一般社会においてもいまだ類を見ないビジネスモデルであると思います。
市場について
主なターゲット・市場の規模
・大企業、中小企業・・・約200万社(内、スポーツや地域活性化に比較的関心が高い企業・・約50万社)
・日本国民全て・・・約1億2000万人(内、スポーツや地域活性化に比較的関心が高い人・・約5000万人)
コアターゲットはスポーツに関心が高い人や企業になりますが、スポーツに関心がなくても地域貢献に関心があったり、自分が得するということに関心がある人は全てがターゲットとなり得ます。
市場での競争力
・競合がいないこと(良いサービスを提供する会社は全てパートナー企業になり得ます)
・ノウハウが存在しないこと
・既に複数のチームや団体と提携済で協賛企業のコスト削減実績があること
・収益が上がるまでに時間と労力が非常にかかるため、簡単に真似ができないこと
・スポーツ界とビジネス界両方に精通した人材が必要であること
・他人の利益の為に全力を尽くせる人材が必要であること
実現性について
実施スケジュール
2015年4月 新会社登記、パートナー企業数40社
2015年8月 業務提携プロスポーツ団体5団体
2015年12月 累計コスト削減金額1億円(年間換算)
2016年1月 webマーケティング戦略開始(インターネットを活用し、コスト削減の対象となる企業を募集)サポーター向けサービスの提供を開始
2016年2月 新規人材募集と共に地方エリア担当を配備
2016年10月 累計コスト削減金額5億円突破
2017年1月 海外法人と提携(地域特産品の輸出、海外フェア開催)
実施場所
2015年・・・関西、関東近郊
2016年以降・・・地方都市(北陸、山陰、四国、九州)参入予定
実施体制
正社員2名
ビジネスパートナー
パートナー企業:(株)アクトプロ、(株)HRM、アクアプラン(株)、(株)JPリンクス英計スポーツ団体:FC町田ゼルビア、アグレミーナ浜松、ジャパンスポーツコミッション、川崎新田ボクシングジム
リスクとその管理
・提携先スポーツ団体が増えすぎる・・・まずは一団体ずつ綿密に打ち合わせを行い、最終目的地の共有、役割の分担を行い、徐々に自立していけるようにサポートを行う。
・パートナー企業の煩雑化・・・事業の拡大、メディアへの露出とともに、パートナー企業に名を連ねたい企業が押し寄せてくる可能性がありますが、弊社、スポーツ団体、そして地域の企業が一つのチームとなり、悪質なサービスを提供する企業があった際には、即刻パートナー企業から外れてもらいます。