第97回最終選考会(平成27年10月2日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
高性能衛星画像を活用した位置情報の「ロケーションインテリジェンス事業(LI事業)」がメイン事業です。
衛星が収集した“画像情報”と地上の“地図情報“を組み合わせた「位置情報」を「デジタル地図」として統合して表示します。日々変化する企業所有の「位置に関する情報(顧客情報・施設情報・取引情報など)」を測定し・比較分析して、統合した結果をデジタル空間上にビジネスデータや企業データ共に管理し表現します。
これにより、一貫性と統合性のある「衛星知図」が実現し、アクセスし易いビジュアル化した直感(直観)的に付加価値の高いインテリジェンス・サービスを提供していきます。
新規性・優位性について
商用利用の衛星画像の販売代理店契約は当社だけです。
衛星画像(大地/ALOS)の技術「世界初の5m精度の3D画像とピンポイン画像」及び「スペクトル照射による地表のデータ分析」を商用目的で使用することが可能です。
統合した世界デジタル地図情報を保有する企業は国内では当社しか存在せず、国防・防災・情報セキュリテイ分野で客観性のある世界地図を作成できることは社会性・将来性からみても大きな意義があります。
市場について
主なターゲット・市場の規模
政府政策のロケーションインテリジェンス市場は20年 度に6兆円と予想しています。当初は農業、林業等の地域創世、再生を創出する自治体、及びそれに関連する事業者を主なターゲットとし、加えて独自のソリューション・アプリケーションを10事業体(不動産、交通、通信、金融、物流、プラント、メデアイ等)企業をターゲットに開拓・提供していきます。
市場での競争力
衛星画像の権利を保有している(財)リモートセンシング技術センターとの販売代理店契約により衛星画像を容易に入手できることが強みです。衛星画像を統合した世界デジタル地図の情報を提供している企業は国内には当社しか存在していない状況です。
実現性について
実施スケジュール
◆ソリューション・アプリケーションサービス・・・2015/10
・全国森林の国土強靭化、農業活性化の地域創世ソリューションサービス
・オンデマンド安心安全情報ハブソリューションサービス
◆廉価版デジタル世界地図クラウドサービス・・・2015/12
実施場所
官庁・自治体及び10事業体企業向けは国内。
今後、台湾、タイ、インドネシア等に拡大。
実施体制
コンサルタント、インテグレータ技術者5名で運用致します
加えて、アライアンスパートナーの支援・協力体制を構築致します
ビジネスパートナー
企業・団体:ジオカタログ(株)、ESRIジャパン社、般財団法人RESTEC、電子署名認証(株)等。産学連携:東大(六川教授)、中央大学(山田教授)、神戸大学(大石教授)、東海大学(坂田名誉教授)。その他:個人株主
リスクとその管理
衛星画像の入手ルートがリスクですが入手先のRESTECとは長年の協力関係にあり契約は自動延長です。
入手の状況によっては米国、台湾等海外から衛星画像の入手する総合的なマネジメントを行います。