第99回最終選考会(平成28年2月12日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
QRコード(※1)が印刷された爪Qシール(ツメ・キュー・シール)を徘徊のおそれがあるご高齢者の手又は足に 予め貼り付けておき、警察・消防で保護されたときに、その爪Qシールをスマートフォンのアプリ等で読みとることで、 保護された方の連絡先である施設等に本人確認の問合せができるという、これまでに無い新しい仕組み。
これを全国市区町村高齢者福祉課様や介護施設等で使っていただき、徘徊による行方不明ゼロの世の中を目指したい。
(※1 QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です)
新規性・優位性について
1)爪Qシステムは実用新案として登録され現在、新規アイデアを付加して特許として出願中。
2)爪Qシールは、常に 手・足の爪に貼るので、いつでも身元確認ができる。
3)現状、GPSを靴に装着するといった他システムは、初期費用・運用コストがかかりすぎ、全員に配布するところまで浸透していない。
また、身元確認のシールを衣服に着けたりする他システムでは当衣服を着忘れるといったことがあり完全ではない。
市場について
主なターゲット・市場の規模
わが国は他国に例をみない速さで高齢化が進行しており、4人に1人が65歳以上であるという【超高齢社会】に突入しております。一方、超高齢社会への進行と同時に、外出先からご自宅に戻れなくなり、警察等に保護される方の社会問題が顕在化してきました。行政をはじめとして、本格的な取組みがようやく始まったところである。
市場での競争力
既に、GPSを使ったシステム、衣服や靴に名札を付けて身元確認をするといったシステムは世の中に出てはいますが、全く新しい考えで特許申請中である当社のシステムは、ようやく本格的な取組みが始まった市場において十分な競争力があると考えます。
実現性について
実施スケジュール
2012年10月に株式会社HST-Laboという医療費分析の会社で爪Qシステムを研究。
2015年8月に株式会社オレンジリンクスを立上げ、『爪Qシステム』の販売を展開中。現在、埼玉県全市区町村への1回目の訪問営業終了。これから他府県へと全国展開する予定。
実施場所
日本全国市区町村の高齢者福祉課及び介護施設において
実施体制
5名体制
ビジネスパートナー
(1)爪Qシールの印刷シール素材メーカー(東証一部上場の日本の素材メーカー)
(2)爪Qシールの土台となるジェルネイルシールメーカー(日本のネイル素材メーカー)
リスクとその管理
(1)資金面は、当面は自己資金でまかなう。
(2)福祉関連業務知識ノウハウで複数のケアマネージャーのサポート有り。
(3) 爪Qシール素材では、一部上場メーカー様のご協力を受ける。