かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第62回最終選考会(2009年12月12日開催)

Entry.1


ビジネスアイディアのテーマ

『装いと楽しさの定期便』高齢者専用住宅への上質ファッションとハレの場のご提供

ビジネスアイデアの提案者

株式会社ナカジマ

中島 徳人(ナカジマノリヒト)

【川崎市中原区】

かわさき起業家優秀賞

川崎商工会議所会頭賞

中島徳人さん

ビジネスアイディアの概要について

装いと楽しさの定期便

装いと楽しさの定期便

(1) 『装いの楽しさ』の定期便:高齢者向きマンション・高齢者専用施設への定期的な訪問ブティック

以前でしたらデパートに出かけたり、商店街のブティックに探しに行かれていたと思います。でも、今では体力的に自信が無くなり、ご家族の方にお願いするか、しかたなく、あるもので我慢せざるをえないといったご不満が高齢者の方におありではないでしょうか。私どもは高齢者の方々が再び自由にお洋服を選べる環境をご提供する事で少しでも高齢者の方が豊かな気持ちになって頂けたらと願います。

(2) 『装おう楽しさ』の定期便:装って楽しむハレの場の提供(定期的な商店街ツアー実施、レストラン・観劇・ファッションショーの実施 など)

着る機会がないと新しい洋服の購入を敬遠される方のために外出の機会を積極的に施設の方と一緒にアクティビティの充実に協力しま
す。特に当方からは「日帰り商店街散策ツアー」などを提案します。

訪問ブティックから訪問商店街への進化

(1) 商店街理事としての立場を利用して顔見知りの「酒屋」「果物屋」「マッサージ」などと一緒に施設内で「プチ商店街」を演出して商店街 の魅力から集客力を伸ばし各店の売上向上を図ります。食品資材の納入業者の道も開けます。

(2) 商店街に所属するブラスバンド出演のコンサートやガラポンなど商店街ならではの楽しみの提案をしていきます。

新規性・優位性について

新規性

商店街に実際にあるブティックが施設内でリアルにお店を再現することで日常にない驚きを与え有名百貨店の婦人服売場にあるブランドをシ ニア向け品揃えで実店舗との差別化が図れます。

優位性

商品を販売する目的だけでなく、積極的に施設のアクティビティーに協力します。食事会、観劇ファッションショーなどの企画、商店街買物 ツアーの為の商店街関係者との調整を行います。

商店街には23名の市民救命士の資格を持っている者がいること、午後12時から午後7時まで商店街が歩行者天国になっているなど、高齢者 の方に安心して楽しんでいただくことが出来ます。

市場について

主なターゲット・市場の規模

【ターゲット】

中心顧客は「自立」されていても、小回りがきくマンション型の高齢者専用住宅に入居された方。
介護付き有料老人ホームにご入居の裕福な高齢者。介護度が高い人でもおしゃれ度の高い方。

【市場の規模】

15施設(想定範囲内施設数)×50人(ご入居者数)×20万円(年間購入金額)=150百万円

市場での競争力

  • 「専門店ならでは」のきめ細かなサービスと親しみ深いコミュニケーションで差別化。
  • 徹底的に接客の中からお好みをリサーチ。
  • 商店街ツアーの実施により信頼関係を構築して競合店の出現に備えることができる。
  • 後発の同業者に対してはイベント面で施設側に協力することで物売り以外での利便性で差別化。
  • モトスミ・ブレーメン通り商店街の理事でありイベントをアレンジし易い。

実現性について

実施スケジュール

【訪問ブティック】

施設選定及び営業実施:平成21年5月〜

【商店街ツアー】

商店街コンシェルジュ(受入担当者)選定:平成22年2月〜
商店街ツアー実施:平成22年4月〜

実施場所

高齢者向き住宅、介護付き有料老人ホーム

実施体制(従業員等)

【訪問ブティック】

車両運転搬入販売補助要員 1名
販売スタッフ 1名

【商店街ツアー】

商店街コンシェルジュ 1名
商店街内で検討中

ビジネス・パートナー

川崎市老人福祉施設事業協会事務局
各施設の運営会社
財団法人高齢者住宅財団、財団法人シニアライフ振興財団

リスクとその管理

不必要なものを買ってしまったといったクレーム ——› 高齢者、ご家族の立場に配慮し返品、交換に柔軟に対応する。
買物中のお客様の不測の事態——› 救命士の資格のある者を必ず要所に配置し施設の方と協力して対処する。

>>ページTOP


このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
当ホームページの記事、画像などの無断転載を禁じます。
すべての著作権は財団法人川崎市産業振興財団および原稿執筆者に帰属します。
Copyright(C) 2006-2010 IIP Kawasaki.All rights reserved.