ビジネスアイディアのテーマ

マンガ、小説、イラスト等のコンテンツ配信・創造・協働を促進するユーザー投稿型Webサービス『Ｃ３（Ｃキューブ）』の設計・開発・運営

ビジネスアイデアの提案者

松崎　勝利（マツザキマサトシ）

【川崎市高津区】

かわさき起業家賞

日本起業家協会賞

ビジネスアイディアの概要について

Cキューブは、個人でマンガや小説、イラスト等の製作を行うセミ・クリエイターや彼らのコミュニティをターゲットとした新しいユーザー投稿型Webサイト（CGM）です。ユーザーからのオリジナルコンテンツの投稿・閲覧だけでなく、それらのコンテンツをオンデマンド印刷技術を使うことで、1部からの少部数の印刷物として販売・購入することを可能とし、CGMコンテンツからの確実な収益化を実現します。また、投稿コンテンツの著作権処理をしっかりと行うことで、コンテンツの2次利用を促進させ、参加者同士のコミュニケーションや協働支援を実現します。

新規性・優位性について

CGMコンテンツを、オンデマンド印刷技術を使って収益化するという考え方は、これまでのWebサービスでは存在しなかった考え方で、非常に新規性があります。また、現在検討中のオンデマンド印刷のシステムでは、従来のオフセット印刷等に比べて、少部数での圧倒的な価格競争力を持っており、在庫0で注文があったときに1部単位から購入可能という、真のオンデマンド出版を実現することが可能です。
また、コンテンツ登録段階での著作権処理をきっちり行うと同時に、様々なクリエイターの方を巻き込んで2次使用に関する許諾を取ること、クリエイターへの利益還元をモデルとして組み込むことによって、多くのクリエイターの参加を見込むことが出来ます。

市場について

主なターゲット・市場の規模

【ターゲット】

イラスト、マンガ、小説等の創作を行うセミ・クリエイターとそれらの消費者、同人誌や自費出版市場、デジタルコンテンツ配信市場

【市場規模】

インターネットを通じて流通するデジタルコンテンツ全体の市場規模は約7500億円の市場が存在。ユーザー参加の印刷物市場は同人誌市場・自費出版市場で約900億円の市場が存在。

市場での競争力

CGMとオンデマンド印刷を組み合わせたサービスは、競合が存在せず、きわめてユニークな存在。また、オンデマンド印刷技術の活用によって1冊単位からオリジナル出版物を安価に販売することは、既存の印刷ビジネスでは難しく、価格競争力はきわめて高い。

実現性について

実施スケジュール

平成22年3月まで　　　　サイト構築、会社設立・登記、営業開始準備
平成22年4月から 6月　設備導入、サイト公開、営業開始
平成23年3月まで　　　　サイト機能の拡充、販路拡大、マーケティング充実

実施場所

川崎市内のインキュベーション施設or事務所

実施体制（従業員等）

全体システム設計、マーケティング、Webサイト構築等：1名
WebシステムおよびITプラットフォームの構築等：1名

ビジネス・パートナー

理想科学、EPSON、KONICA MINOLTA等の印刷機会社
COMTIA、赤ブーブー通信社等の同人誌即売会運営会社
同人作家、漫画家、小説家、クリエイター個人ならびに出版社

リスクとその管理

先行しているCGMサイトが同じビジネスモデルを取り込む事。これに対しては、積極的に印刷ビジネスを提案することでチャンスへと変える。
コミックスや雑誌といった、既存著作権のあるコンテンツのアップロード。著作権侵害コンテンツの通報制度を整備することで対処。

＞＞ページTOP